2017年03月12日

G20 議長国ドイツvsアメリカの戦いはじまる

17、18日のG20は議長国ドイツとアメリカの戦い!
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来週の17〜18日に独バーデンバーデンで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議開催されます。
共同声明では「あらゆる形態の保護主義に対抗する」と表明されるのが通例ですが、今年はムニューシン米財務長官の意向で、3月1日付の草案では「公正で開かれた国際通商システムを維持する」に変更されたようです。
また、長年盛り込まれていた「為替相場の過度なボラティリティーや無秩序な動きは経済や金融安定に悪影響をもたらす恐れがあり、緊密に連携する」との文言も盛り込まれていないようです。
トランプ米大統領は、特定国に高率関税を課す保護主義的な通商政策を掲げていて、この選択肢を狭めるような文言を嫌って削除を求め、一方議長国ドイツなど多くの参加国は文言の維持を主張しているようで、早くも前哨戦が始まっています。
とはいえ、トランプ政権は、具体的な政策はおろか、政権スタッフの人選も決まっていない状態です。
そこで、ムニューシン米財務長官は「貿易で優位に立つため自国通貨安を誘導しようとする国を米国は容認しない。」とのメッセージを打ち出すことに注力することで、アメリカの貿易赤字は他国の通貨安政策のせいだとし、2国間交渉進展のくさびにしたいようです。
とにかくアメリカ政権としては、
ドイツは、ユーロの一員という隠れ蓑にいることで、不当に大儲けしている。 だからユーロとではなく、ドイツとの個別の新たな2国間交渉が必要だ。
中国は、完全な政府による保護主義なのに、自由主義のふりをして利益だけ享受している。 それは許さない。
日本は、もう十分回復しているのに、いつまで金融緩和で通貨安政策を続けているのか。
という訳です。
2国間関係はトランプ政権の乱入によって、「表面上の協調関係」から「仁義なき弱肉強食」に移っていくのでしょうか?
ドイツは議長国として、各国の協調関係をアピールしたい反面、アメリカの言いなりになるわけにはいかなく、例年になく難しいかじ取りを迫られそうです。
今年は14、15日のFOMCで利上げ決定が濃厚で、その直後のG20でドル高が強くけん制されると、一時的に為替が大きく動くかも知れません。
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(2017/03/12)ダウ平均:20902.98、S&P500種:2372.60、日経平均:19604.61、ドル円:114.770
posted by どにゃるど.com at 06:10 | Comment(0) | マーケットニュース
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