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2017年05月06日

変わらないものなどない、当然バフェット氏も

米雇用統計は良好な数値でしたね。
保有銘柄も、ここ数日の下げを取り戻した形になりました。

さて今日は、昨日のIBM売却に関連して、ずっと自分が感じてきたことを書きたいと思います。
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投資の神様バフェット氏が会社を買収する際の基準とは?

さすが投資の神様、バフェット氏の投資はシンプル・イズ・ベスト!
バフェット氏の投資の極意は、自身が経営者のバークシャー・ハサウェイが会社を買収する際の基準として年次報告書に記載されています。

バフェット氏(バークシャー社)が企業買収をする際に重要視している基準(バークシャー基準)は以下の通りです。

1.利益規模が税引前で7500万ドル以上であるか、バークシャーの既存事業にうまく適合する企業を大部分買い付けることができること
2.継続的に利益を計上してきた実績のある企業
バフェット氏が投資先を選ぶときに重要視するのは過去の利益の実績で、経営者の将来の数値目標などには興味がありません。
また、業績が一時的に悪化し、立ち直るプロセスにある会社も興味がありません。
加えて、実績重視・相応の利益規模を重視していることから、社歴の短いベンチャーや利益を伴っていないグロース企業にも興味がありません。
つまり、バフェット氏が好きなのは過去の利益実績がしっかりした歴史ある優良企業だということです。

3.従業員が少ないか借入がゼロで、ROEが高い企業
4.有能な経営者がいる企業
バフェット氏がROE(当期純利益÷自己資本)を重要視することは良く知られていますが、従業員数が少ないということと借入が少ないことも基準として挙げています。
つまり、固定費が少なく強固な財務体質の企業が好みということになります。

5.バークシャーが理解出来るシンプルな事業
6.適切な値段

IBMはバフェット基準に適合していたのか?
そもそも買収ではないですが、バークシャーは2011年からIBM株を積み増しはじめています。
2011年頃はIBMも今ほど業績は悪くなかったですし、基準に適合していたのだと思います。
しかし、その後の追加購入に関しては、とてもバフェット基準に適合していたとは思えません。
IBMは従来のビジネスモデルが限界に達していて、新たなビジネスモデルへの転換が必要なことは明らかでした。
でも、その転換がお世辞にもうまく行っているようには見えませんでした。
従来のバフェット氏であれば、このような企業には投資し続けないと思います。

ではバフェット氏の眼力が衰えたのでしょうか? そうは思いません。
かつてのバフェット氏は1投資家でした。
しかし、今や全米一のバークシャー社の会長です。
株主の期待を裏切らないように毎年・毎四半期利益を出す責務があります。
投資する立場と環境が変化すれば、当然それに適した投資をする必要があります。
そのような投資をしているのだと思います。

しかし、今回バフェット氏がIBMを180ドル超で売り抜けたことをさすがと称賛する声がありますが、その巷の声を聞いてバフェット氏は苦笑いしていると思います。
売り抜けれたのは、たまたま値上がりした運でしかなく、そのようなものは本来のバフェット氏の投資ではないはずです。

現在のバフェット氏の投資は個人投資家向けなのか?
ここで注意しなければならないのは現在のバフェット氏(バークシャー)の投資が、個人投資家向けなのかということです。
自分は数年前からバフェット銘柄は必ずしも個人投資家向けの銘柄ではなくなってきたと感じていました。
ここは各人の判断にお任せしますが、個人的にはバフェット氏の投資をマネて投資をするのは、バフェット・プレミアムを期待してと割り切っているならばいいですが、永久保有銘柄などにしようとするならば、よほど選定しないと危険だと思っています。

ただし、バフェット氏や著名投資家をマネるのはダメだといっているわけではありません。
自分も含めた片手間のサラリーマン投資家よりはるかに確かな知識と経験を持っていますので、マネるのも立派な一つの判断・戦略だと思います。
ただそれは、その投資家が投資家自身(会社)の為に選択した銘柄であって、我々の投資方針・資産状況・家庭環境などを考慮して選んでくれた銘柄ではない、妄信してはいけないということです。

世の中は常に変化している
バフェット氏の投資環境が変化しているように、世の中は常に変化しています。

クレジットカードのVISAやマスターカード、アメックスは安泰なのでしょうか?
⇒ プラスティックのカードはこの先も変わらずあり続けるでしょうか?
コカ・コーラはこの先何十年も変わらず飲まれ続けるのでしょうか?
⇒ 自分の子供にコカ・コーラを毎日飲ませたいですか?
  そのような飲み物がずっと飲まれ続けると言い切れるでしょうか?
iPhoneのTOPブランドの地位は安泰でしょうか?
⇒ 携帯電話はいつまで今の形であり続けるのでしょうか?
※これらの企業の将来が危ういと考えているわけではありません。自分の投資銘柄へ悪影響を及ぼす可能性のある世の中の変化を想像し、その変化に対応しているか?対応できるか?を見ていくことが重要だと考えているだけです。

当然企業もいち早く変化に対応していきますので、変化したらすぐにダメになるわけではありません。
しかし、その企業を支えている商品が素晴らしければ素晴らしいほど、それに頼り・こだわり、変化への対応が遅れることに繋がります。
その一瞬の判断の遅れさえも、命取りになるのが我々が投資している世界だということは肝に銘じておきたいです。

変化を感じ取り、常に自分自身で考え、柔軟に対応しないと、投資の成功も危ういと感じるこの頃です。

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(2017/05/06)ダウ平均:20991.80、S&P500種:2397.70、日経平均:19445.70、ドル円:112.700

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posted by どにゃるど.com at 17:00 | Comment(0) | バークシャー・ハサウェイ(BRKB)
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