スポンサーリンク

2017年05月05日

衝撃〜バークシャーが保有のIBM株3分の1を売却〜

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイは、保有するIBM株の約3分の1を1−3月(第1四半期)と4−6月(第2四半期)に売却したと報じました。

20170505-1.jpg

ウォーレン・バフェット氏は2月29日にCNBCに対し、IBM株式の保有はこれまでのところ誤りだとは考えていないとしながらも、将来的には誤りとなる可能性があると指摘していました。
そして「われわれはこれまでも損失を出した株式を保有していたことがある。誤りだったら売り、大きな損失を出す。これまでに株式や債券でこうしたことを行ってきた」と述べていました。

バークシャーは2011年にIBM株の保有を積み増し始め、最終的には筆頭株主となりました。
投資額は約130億ドル(約1兆4640億円)相当に上っていました。
バークシャー購入による"バフェット・プレミアム"によりIBM株は2016年に約21%高と、4年ぶりの上昇となりました。
しかし、2013年に付けた10年ぶりの高値を依然、25%余り下回っています。
そして2017年に入っては、他のテクノロジー株が絶好調の中、S&P500株価指数のパフォーマンスにも大きく出遅れています。

20150505-5.png


バフェット氏はCNBCに対し、「IBM株を買い始めた6年前と同じ方法では評価していない」と述べた上で、「幾分下向きに評価し直した」と語っていますが、業績不振により見放したということだと思います。

IBMに関しては、バフェット氏は重点事業分野(クラウド、アナリティクス、モバイル、ソーシャル、セキュリティーの5つの事業)の成長についてはかなりの自信を持っていたと思います。
そして他のIT企業の成長には劣りますが、重点事業分野に関してはある程度想定通りに成長していました。
それでも物足りなかったとは思いますが・・・
しかし、非重点事業分野(ハードウエア、サーバー中心の事業モデル)の落ち込みの激しさが想定外過ぎました。
IBMの経営陣が出してきた数値はアナリストの予想を10%以上も下回る数値でした。
これではバフェット氏の目論見が外れるのも致し方ありません。

くしくも、自分が4月20日に書いた記事「IBMの壮大な実験には付き合えない」の中で、
「バフェット氏にとってはIBMの株価がある程度下落しても、配当と自社株買いで利益を吐き出させるだけ吐き出させて、5〜10年後に売っちゃえばいいんじゃないと考えているように自分には思えます」と懸念していましたが、そこまでも待てなかったようです。

【関連記事】は下記をクリック
20150505-4.png


かつてのバフェット氏であれば、事実上経営再建中の企業などには見向きもしなかったはずです。
自分がバフェット氏のIBMへの投資に対して、驚き懸念したのはその1点です。
副会長のマンガ―氏らの強い意向での投資であれば理解できますが、バフェット氏の判断だったとすると、やはりバークシャーが大きくなり過ぎた弊害だと思います。

 気が向いたらポチッとクリック 
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 

(2017/05/05)ダウ平均:20951.47、S&P500種:2389.52、日経平均:19445.70、ドル円:112.197

スポンサーリンク

posted by どにゃるど.com at 12:59 | Comment(0) | IBM(IBM)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。