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2017年10月12日

ゼネラル・エレクトリックとアマゾン、どちらの経営が優れてる?

GEが物言う株主に屈し、取締役受け入れ
GEは6日、最高財務責任者(CFO)の退任を発表し、物言う投資家トライアン・ファンド・マネジメントの最高投資責任者を取締役に起用することを明らかにしました。
この動きを受け、GEは3.9%下落しました。

GE型とアマゾン型、どちらの企業経営が優れているか?
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一世を風靡したジャック・ウェルチのGE型企業経営
企業経営といえば、1990年代にジャック・ウェルチ最高経営責任者(CEO)が完成させたGE型の企業経営が有名です。

ウェルチの基本的な経営手法は、
1.「リストラ」「ダウンサイジング」と呼ばれる大規模な整理解雇による資本力の建て直し
2.企業の合併・買収(M&A)と国際化の推進
にあります。

ピーター・ドラッカーの信奉者で、アメリカで整理解雇ブームを惹き起こした人物として有名です。
「世界で1位か2位になれない事業からは撤退する」と主張し、20世紀最高の経営者と呼ばれました。

利益の出ない事業からは手を引き、競争力のある事業に経営資本を集中する徹底した合理主義的経営手法で、GEは1990年から2000年にかけて全盛期を迎えました。
しかし、結果的にGEの金融部門であるGEキャピタルが大きくなりすぎ、住宅ローン債権や商業用不動産を大量に抱え込んだところで、リーマンショックにより瀕死の状態におちいりました。
ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイなどの支援でなんとか乗り切りましたが、その後、石油・天然ガス関連のサービス企業を次々と買収したものの、原油相場が急落してジ・エンド。
GEは、GEキャピタルの資産を処分し、本業の製造業に立ち戻ることになりました。

また近年のキャッシュの使い方は、2012年〜16年の間に自社株買いと配当支払いで投資家に計790億ドルを費やす一方、その間の設備投資額は500億ドルにとどめました。
その結果、キャッシュフローは年々縮小しています。

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対極的なジェフ・ベゾスのアマゾン型企業経営
そのGE型企業経営の対極に位置するのがアマゾン型企業経営です。
ジェフ・ベゾスは1994年にアマゾンを創業して以来、利益よりも拡大とイノベーションを優先しています。
新製品開発に積極的で、多くは"ファイアフォン"のように失敗に終わりますが、そのなかから"アマゾン・ウェブ・サービス"のような大ヒットも生まれています。
しかも、イノベーションのスピードが尋常でなく速く、当日配送サービス「プライムナウ」は構想から4カ月もたたないうちにニューヨークでスタートさせています。
アマゾンは現在こそ黒字ですが、キャッシュの維持よりも顧客のつなぎ止めを引き続き重視しています。

「音声アシスタント『アレクサ』は売り上げ増につながるか」という質問に対する
「当社にとって目下最大の問題は、収益化と言われるようなことではなく、優れた製品を作り顧客を喜ばせることだ」
という答えのなかに、アマゾンの経営姿勢が凝縮されています。

アマゾンは株主還元はせず、キャッシュを積極的に活用していますが、結果としてキャッシュフローは拡大を続けています。

どちらの企業経営が優れているか?
現在の両社の結果のみで、どちらが優れているとは言えません。
おそらく、ほとんどの企業にとっては、GE型企業経営の方が有効です。
アマゾン型企業経営は、ジェフ・ベゾスのようなカリスマ的経営者がいてこそ、成り立つ経営手法だと言えますね。

追記:
ずっとコメント欄が書き込み出来なくなっていることに気付かず放置していましたが、やっと修復しました。
どこまで返答できるか分かりませんが、賛否両論コメントお待ちしています。

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(2017/10/12)ダウ平均:22872.89、S&P500種:2555.24、日経平均:20954.72、ドル円:112.400

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posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | アマゾン(AMZN)
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