スポンサーリンク

2017年07月02日

これがアマゾンの影響力なのか!

ナイキが急騰、11%高!
20170630-5.png

ナイキ(NKE)が30日、なんと11%の大幅高のまま引けました。
理由は、第4四半期(3ー5月)の利益と売上高がともに市場予想を上回ったことに加えて、アマゾン・ドット・コムのサイト上で限定商品を販売する試験プログラムを導入すると発表したことです。

ナイキは何年にもわたって、スニーカーやアスリートウエアを通販サイトで売ることを拒否し続けてきました。
それは、ナイキがどの小売業者にどんな価格で自社製品を卸すかを慎重に管理することで、定価販売を守り、かつ過剰な在庫を抱えるリスクを排除してきたからです。

しかしこのところ、アマゾンの通販サイトでサードパーティーと呼ばれる再販業者が爆発的に増加しています。
そのサードパーティーによって、ナイキやシャネル、アウトドア用品のノースフェイスといったブランドの正規品が、ブランドが販売を認めていないのに数多く出回るようになっています。
ナイキは直接にも正式な卸売業者を通じてもアマゾンに製品を販売していないにも関わらず、製品をアマゾンで検索するとおよそ7万3000点もの商品であふれています。
再販業者は、合法的に安く仕入れた商品をサイトで販売しているだけなので、ナイキ側がそれを食い止める方法はありません。
結果として、価格や流通に関してナイキの支配力が劇的に弱まってしまったのです。

さらには、ショッピングモールの苦戦、最大の卸売業者だったスポーツオーソリティの経営破綻に代表されるスポーツ用具販売チェーンの相次ぐ店舗閉鎖などで、ナイキのもつ流通ネットワークは崩壊しかかっています。
もうアマゾンに販売を頼らないと、競合するアディダスやアンダーアーマー、プーマなどにその地位を脅かされつつあるのです。

そこでアマゾンがナイキの偽造品の取り締まり強化や無許可販売の制限行うことを見返りとして、ナイキは製品の一部をアマゾンのサイトで直接販売することに方針転換を余儀なくされたのです。

やむなくアマゾンの影響力に屈した形のナイキの株価が11%も上昇したことに、ナイキ経営陣は決して手放しで喜べないでしょう。
一方で、アマゾンの株価が-0.8%と下げたのは、販売業者に対して、7月13日以降は一部のナイキ製品の販売を認めないと通告し、販売の自由の原則を阻害したことに対するささやかな反発と見るのはうがちすぎですかね。

 気が向いたらポチッとクリックを 
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 
(2017/07/02)ダウ平均:21349.63、S&P500種:2423.41、日経平均:20033.43、ドル円:112.360

スポンサーリンク

posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | アマゾン(AMZN)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。