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2017年07月18日

P&Gがデュポンと同じ運命をたどるならば待っているのは株価急落

先日、孫正義氏が、スプリントへの出資を巡ってウォーレン・バフェット氏とジョン・マローン氏と会合をもちましたが、話し合いはまだまだ初期段階とのことで、まとまらない可能性もかなりあると思われます。

孫さんの狙いとしては、バフェット氏の出資というお墨付きを得ることによって、現在暗礁に乗り上げているTモバイルUS(TMUS)との合併交渉をなんとか軌道に乗せたいということだと思います。
しかしそれでも、スプリントは債務を抱えていて魅力にとぼしく、TモバイルUSとの交渉はかなり厳しい状況が予想されます。

そこで、TモバイルUS以外の合併先として、CATV大手のチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)やコムキャスト(CMCSA)に狙いを定めてCATV業界と太いパイプを持つマーロン氏と会合を持ったと見られます。

現在CATV業界と通信業界は、仮想移動体通信事業者(MVNO)いわゆる格安スマホなどで提携を強めている段階ですので、話は進む可能性があります。
しかし、それが提携止まりまのか、合併までまとまるのかは依然不透明です。

いずれにせよ、孫さんは業界全体が縮小に向かっている通信業界には見切りを付けた。
なんとしても、スプリントを売り払って「ビジョン・ファンド」に注力したいという一心ですので、かなり譲歩してでもまとめようとしてくると思います。

ソフトバンクが出資しているインドの通販会社「スナップディール」の「フリップカート」との合併も難航していて、孫さんの憂鬱はもうしばらく続きそうです。

P&Gも憂鬱に
一方、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)も憂鬱に悩まされそうです。

アクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントがペルツ氏の取締役選任を求めて委任状争奪戦に乗り出しました。
本ブログ記事:「【PG:記録保存】2017年配当金およびアナリストレポート」でも書きましたが、昨年末に株式を買い付けて以来、取締役選任を求めて続けてきた協議が拒否されたことによる動きだそうです。
トライアンは、P&Gが市場シェアの喪失へ素早く対処したり、コスト削減を利益につなげたりできなかったと主張していて、更なるコスト削減や経営幹部の入れ替えを求めていくようです。

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ペルツ氏は2015年にも化学大手デュポンに対して、委任状争奪戦を仕掛けています。
その時は、デュポン側の勝利に終わり、同じくアクティビストの影響力の高まりに警戒感を持ってきた企業を安堵させました。

しかし、2013年のトライアンの保有開始から右肩上がりに上昇していた株価は、争奪戦の企業側の勝利とともに、急落しました。

P&Gの株価は最近こそ軟調ですが、過去最高値:93ドルに対して現在は87ドル半ばと決して悪くはありません。
P&Gも同じ運命をたどるのでしょうか?
そうだとすれば、株主としては、ペルツ氏の勝利を望むべきかも知れませんね。

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(2017/07/18)ダウ平均:21629.72、S&P500種:2459.14、日経平均:19999.91、ドル円:112.151

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posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | その他の銘柄
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