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2017年07月30日

タバコ株暴落も簡単に「買い」と判断してよいものか?

28日の米国食品医薬品局(FDA)のタバコにまつわる疾病や死を減らす為の、規制導入計画の発表により、タバコ銘柄(特に米国内)が暴落しました。
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今後、タバコのニコチンの量を、中毒にならない水準まで引き下げる事によりタバコ依存を減らすことを目的として、公開討論会などがおこなわれることになるようです。

保有タバコ株をどうするか? タバコ株は「買い」か?
この動きを受けての投資家の判断は、それぞれのリスク量に応じて様々かと思いますが、正直この影響は軽くないと思います。

2007年のタバコ規制や訴訟時の暴落とその後の回復の例をあげて、今回も問題なく「買い」とするご意見もあるかと思いますが、自分の意見とは大きく異なります。

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確かに上記チャートにみられるようにアルトリア・グループ(MO)の株価は、2007年の87.81ドルの最高値から15.06ドルまでなんと83%も暴落しました。
しかし、その後の急回復により一時74.47ドルまで戻しました。

この安値からの回復の過程で、ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」にあるように投資家に大きな恩恵をもたらしたのは当然です。

今後どこまで株価が下落するのか、下落しないのかは推移を見ないと分かりませんが、確かに現在タバコ銘柄を保有していなくて今後下値を拾っていこうという方にとっては、「買い」かも知れません。

しかし、タバコ銘柄ホルダーとしては、2007年の暴落から10年の年月をへても、いまだ株価を回復していないという事実の方が大問題です。

株式投資は人類永劫続くとしても、一投資家の投資期間は短いものです。
そのたかだか40年前後の投資期間の10年をとられるというのは、投資家にとっては死活問題です。

投資家のリターンとはあくまでも、インカムゲインとキャピタルゲインを合わせて考えるもので、自分の投資期間とトータルのリターンを考えてどこまで影響がでるのかを冷静に計算する必要があります。

そのリスクの大きさによっては、速やかに一時売却して、影響を確認した後に、再度購入を検討することが正しい判断だと思います。

しかも、今回の「ニコチンの量を減らす」というところも気になります。
いうなれば、コカ・コーラから炭酸の量を減らすようなもの?で、これを問題ないと考えるのは楽観的すぎると思います。
2007年の規制や訴訟とは全く異なるもので、全く異なる影響が出てもおかしくありません。

しかも、FDAから「ニコチンの量を減らす」動きが出ただけで、もうこの動きが米国に止まらず世界的な流れになるのは避けられないと思います。

自分は、昨日の記事:「アルトリア急落もなんと1週間前に売り逃げていた奇跡!」に書いたように、たまたま運よく670万円の保有額を1週間前に110万円まで減らしていました。

現在、このNISA口座のアルトリア・グループ(MO) 135株の売却も検討中です。
仮にもし、670万円分保有していたとしたら、間違いなくそのほとんどを速やかに一時売却の判断を下します。

個人的には、結果も影響も分からない以上、根拠のない楽観だけでリスクは取れません。

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(2017/07/30)ダウ平均:21830.31、S&P500種:2472.10、日経平均:19959.84、ドル円:110.654

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posted by どにゃるど.com at 09:30 | Comment(0) | アルトリア(MO)
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