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2017年08月23日

強力なブランド力を持つ生活必需品メーカーに逆風が

マクドナルドがインドで169店舗閉鎖
マクドナルドがインドの北部と東部で169店舗を閉鎖するようです。
インドで2番手のフランチャイズ契約先のコンノート・プラザ・レストランズとの契約を打ち切ったということです。
何があったのかと思いきや、フランチャイズ契約違反に対する処置のようです。
インドは中国と共に、大きな人口を抱える成長国ですので、インド法人の411店舗中169店舗の閉鎖となると結構痛手だと思います。
しかし、フランチャイズ契約はマクドナルドの経営の根幹ですので、しっかりと管理するのは重要で、致し方ないですね。

P&Gやネスレ、ユニリーバにとっての「絶望の領域」とは
英金融大手バークレイズは、小売業者がプライベートブランドの比重を高めて、低価格のプライベートブランドが有名ブランドにとって替わる流れを、小売りブランドにとっての「絶望の領域」と命名しました。

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今や、同等のクオリティーの商品がより安価に手に入るなら、ブランド名にはこだわらない。
ハインツのケチャップでなくても、ダヴの石鹸でなくてもかまわないという人が増えています。

我が家でも、イオンなどでプライベートブランドを選択することが多いです。

消費者はブランドに対して、どんどん無関心になってきていて、クラフトハインツやネスレといった食品ブランドや、ユニリーバやP&Gのような一般消費財メーカーにとっては、今まで築き上げてきたブランド力がいかせない状況になってきています。

その状況を好機ととらえたのが小売業者のプライベートブランドで、小売業者にとっては新たな稼ぎ頭となっている一方で、小売りブランドの「絶望の領域」が急拡大しているのです。

プライベートブランドの台頭により、メーカーの価格決定権も大幅に弱まっています。
多くの消費者が低価格ブランドを選び、低価格ブランドの選択肢も増えているので、ブランド側が以前のように自社製品の価格を決められなくなってしまっています。

アメリカ版「無印良品」が躍進
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この消費者のブランド離れを追い風に、ブランド名のない商品を販売するオンライン小売業者「ブランドレス(Brandless)」が誕生しました。

同社は、ピーナッツバターやハンドソープ、キッチントングなど様々なプライベートブランド商品を、一律3ドル(約330円)で展開しています。
商品に大きなロゴを付ける代わりに、詳しい商品説明がパッケージに記載されています。
食品の多くはナチュラル志向で、オーガニック食品も数多く取り揃えています。
これらの商品は高品質ですが、いわゆる「ブランド税」を納める必要がないことで、リーズナブルな価格を売りにしています。

日本の「無印良品」とコンセプトは同じですね。

この消費者のプライベートブランドやブランドレスへの流れが意味するものは、今まで築いてきた「P&G」や「ユニリーバ」,「ネスレ」,「クラフトハインツ」,「モンデリーズ」,「ゼネラルミルズ」といった"ブランド力"が、
・ ネームバリューや広告費が価格に上乗せされていて割高
・ 食品添加物や環境負荷物質というネガティブなイメージ
・ ナチュラル・オーガニックな商品を作っても、ブランド名でかき消されて浸透しない
という逆効果になっているということを示しています。

今後も、プライベートブランドは高品質の割にはリーズナブルというイメージが広がれば、不況時にこそ、有名ブランドからプライベートブランドへの乗り換えが加速するかも知れません。

この流れは、強力なブランド力を持つ生活必需品メーカーは、不況時に強く最も安定した投資先という、高配当再投資戦略の根底をわずかながらも揺るがすかも知れません。
こう書きつつも、築き上げてきたブランド力というのは、そんなにやわなものではありません。
耐える力は十分にあると思いますが、株価には逆風となりそうです。

本ブログの8月15日の記事:「バフェット氏がGE株を全売却! IBMの保有もさらに減らしていた」にて投資対象候補として「ユニリーバ」(UL)と「コルゲート・パルモリーブ」(CL)を選定しました。
この時にもプライベートブランド問題は気になっていたんですが、このように記事にしてみると、リスクに過敏な性分、ちょっと投資に踏み切るのは難しく思えてきます・・・

やっぱりS&P500 ETFと現状投資先の買い増し濃厚かな〜

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(2017/08/21)ダウ平均:21899.89、S&P500種:2452.51、日経平均:19434.64、ドル円:109.350

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posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | その他の銘柄
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