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2017年10月16日

マイクロソフトがIBMのワトソン対抗サービスを発表

決算発表が続きます。
今週は、17日の「ジョンソン&ジョンソン」、「IBM」、20日の「GE」、「P&G」あたりが注目でしょうか。

対ワトソンのキラーサービスとなるか?
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マイクロソフト は9月25日に、ビジネス向けの新しい人工知能(AI)製品シリーズの第一弾を発表しました。
このサービスでIBMの「ワトソン」などに挑んでいくようです。

新製品はカスタマーサービス用の仮想アシスタントで、顧客が説明してくる問題に対して、カスタマーサービスの担当者に替わってこの製品自体が、ユーザーマニュアルなどの資料を基に解決方法を提案するものです。
顧客がカスタマーサービス担当者の対応を求めた場合には、このチャットボットが担当者を支援します。

ワトソンの苦悩
ヘルスケア情報関連のメディアのStatが、癌研究での活用を期待したワトソンが思ったような成果を挙げていないことを発表しました。

ワトソンを導入した医師は「ワトソンはまだ開発途上で、実際の医療に活用するまでは先は長い」と回答しています。
継続的に医療関連の最新データをワトソンに読み込ませ続ける必要があり、エンジニアや医師の負担が大きいほか、現場の医療活動にとって意味のある「洞察」がなかなか出てこないということです。

IBMは莫大な費用をワトソンに注いでいますが、目立った成果をあげられていないのが現状です。

IBMはワトソンをテコ入れへ
IBMはマサチューセッツ工科大学と実施するAI研究プロジェクトに、今後10年間で2億4000万ドル(約260億円)を出資すると発表しました。
研究チームは、現状のワトソンに必要な、人間による監視や手作業によるデータのタグ付けなどを、独自でおこなうシステムの開発に注力するようです。

人間負担を軽減するはずが、負担を増大させている現状のテコ入れに動き出します。
しかし、グーグルやフェイスブック、マイクロソフトやアマゾンなど競合がひしめく状態での、テコ入れは容易ではなさそうです。

あるアナリストは、「IBMはAI分野の競争で敗退した」との見解を示しました。
その理由として、AIの競争に勝ち抜くには、莫大な資金投入と優秀な人材獲得の両方が不可欠で、IBMはその両方で競合する企業に勝てる見込みがないことを挙げています。

マイクロソフトはワトソンの教訓を生かすか
ワトソンの不調の原因は、顧客の期待をあおり過ぎたことではないかと思います。
まだできること、できないことがあり、効果を出す為には、人間による継続的なトレーニングが必要なことを認識してもらうのが十分にできていないように感じます。
この辺に、業績不振で一刻も早く成果を出したいという社員のあせりがあったのではないか、と思ってしまいます。

そんなワトソンの現状に対して、マイクロソフトは、低リスクで低価格のAIを出してきました。
つまり、簡単なことを人間に替わって、AIがやりますよ。
難しいことは出来ませんが、手軽でしかもお安いですよ、というもののようです。

見事にワトソンの教訓を生かした戦術といえますが、ワトソンと違ってロマンのない、ちょっと”こころざし”が低いなぁ、と思わないでもないですが・・・

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(2017/10/16)ダウ平均:22,871.72、S&P500種:2,553.17、日経平均:21,255.56、ドル円:111.771

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posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | マイクロソフト(MSFT)
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