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2017年10月29日

バリュー株投資、お前はもう死んでいる!?

バリュー株投資は終わってしまったのか?
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バリュー株投資で有名なヘッジファンドのデービッド・アインホーン氏が、バリュー株投資戦略がまだ実行可能なのか疑問を抱いています。

アインホーン氏は24日に投資家向けの書簡で、グロース株がバリュー株をアウトパフォームする状況に不満を漏らし、投資家は株式の価値を考慮する際に明敏に判断しているのか疑問を呈しました。

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アインホーン氏は、
「今の動きの根強さを見ると、バリュー株投資が実行可能な戦略なのかという疑問につながる」
と指摘しました。
また、「何年も向かい風が続いた」とした上で、
「株式の評価に恐らく本当に新しいパラダイムが出てきたのだろう。
笑われるのは自分たちかもしれない。時がたてば分かる」と付け加えました。

衰退していく古き優良企業
今期の決算発表で、「GE」と「AT&T」が失望決算により、株価を大きく下げました。

GEの決算は、ジョン・フラネリーCEOが「ぞっとするような」と評したほどの内容でした。
これにより、GEは、鉄道事業からの撤退や、ヘルスケアIT事業の売却に加えて、配当の減配も検討しています。
BIG5に代表される企業が、儲かるあらゆる分野に進出しようとしている動きとは正反対です。

GE株のダウ工業株30種に占めるウエートはいまや、わずか0.7%で、ダウからの除外もとりだたされています。

ダウからの除外と言えば、2年前にアップルと入れ替わりで除外されたのが「AT&T」です。
その後の状況はというと、株価がダウに対して23%ポイントも出遅れていることからも、ダウ除外による影響は明らかです。
※ コメントによる”ぐぐる100%” さんのご指摘の通り、ダウ銘柄のいかんにかかわらず、「ベライゾン」も「AT&T」と同程度にダウにアンダーパフォームしていました。

「衰退するバリュー銘柄」と「躍進するグロース銘柄」、
どちらがハイリスク?
株式投資とは、企業の成長に対して投資することが基本です。
どんな優良企業でも成長がなければ、相対的に衰退していきます。

AT&Tは、規制に守られた通信業界で安泰との見方もできますが、逆に言えば、今後の成長が期待できる新興国などの海外への進出が難しい業界と見ることもできます。
タイムワーナーを買収し、メディア業界に進出しようとしている動きを見ると、AT&Tは、飽和状態の国内通信業界だけで安泰だとは考えていないようです。
しかし、進出するメディア・広告業界は、通信業界よりはるかに競争と変化の激しい世界です。

そのような状況でも、米国株ブログの高配当バリュー株投資家には、「AT&T」も「GE」も人気があり、買い増したという記事を多数見かけます。

自分も米国株投資開始当初は、高配当バリュー株投資で「AT&T」「P&G」「コカ・コーラ」も保有し、配当金150万円を目指しました。
しかし実際に投資をしてみて、成長しない銘柄・景気の流れに乗れない銘柄への投資に違和感を感じ、キャピタルゲインとインカムゲインを合わせた資産の最大化に考えを変えました。
その結果、配当金は60万円ほどになりましたが、今年のキャピタルゲインは700万円に達しました。

「衰退するバリュー銘柄」と「躍進するグロース銘柄」、投資にはどちらがハイリスク?

すでにかなりの運用資産があり、あと数十年、高配当を出してくれればいい、という投資家さんの高配当バリュー株再投資戦略は十分納得できます。

しかし個人的には、まだ運用資産の少ない投資家さんは、高配当バリュー株のみに固執するよりも、景気状況を見ながらバリュー株とグロース株双方にバランスよく投資し、運用資産が十分増えたところで、高配当株に切り替えた方が効率的に資産を増やせると思います。

やはり、金融危機や暴落を恐れてでしょうか?


追記:
本記事にて主張したいことは、一概にバリュー株はローリスクで、グロース株はハイリスクだとは言えないと思う、ということです。
その材料として、今決算の「GE」と「AT&T」を取り上げたもので、「AT&T」が現在の「GE」同様の状態に陥ると考えている訳ではありません。

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(2017/10/29)ダウ平均:23434.19、S&P500種:2581.07、日経平均:22008.45、ドル円:113.640

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posted by どにゃるど.com at 07:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
GEとAT&Tを同じくくりで議論してる時点であなたはなにもわかってないですね
Posted by あめだま at 2017年10月29日 08:47
あめだまさん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通りかも知れません。
自分はダウから除外された・されそうというくくりで、一緒に取り上げたもので、「AT&T」も「GE」同様にすでに衰退しているとは思っていません。
ただ、今後の経営のかじ取りは大変だとは思っています。

ご意見ありがとうございました。
Posted by どにゃるど.com at 2017年10月29日 09:02
私は記事の趣旨に同意です。

更に言えば、
今後金利が上昇していく局面では、
高配当株は嫌気されるだろうとも予想しています。

Posted by mushoku2006 at 2017年10月29日 09:17
Tと同業でかつダウ30種採用銘柄であるVZは、Tがダウ30種から除外された時から現時点でTにアンダーパフォームしてますね。
ダウ30種除外の影響を比べるにはこの2つを比較するほうが妥当だと思いますがいかがでしょうか。
Posted by ぐぐる100% at 2017年10月29日 09:58
mushoku2006さん、コメントありがとうございます。

若い方が、高配当バリュー株ばかりを買い持ちしているのを見ると、ホントに望む時期までに十分な資産が貯まるのかな?って心配になっちゃうんですよね。
貯金の延長でやってられたなら、大きなお世話なんですけどね。
Posted by どにゃるど.com at 2017年10月29日 12:36
ぐぐる100%さん、コメントありがとうございます。

確かにご指摘の通り、Tよりも極わずかですがVZの方がアンダーパフォームしていますね。
しかし通信業界全体がアンダーパフォームしているかというと、TモバイルUSは圧倒的にダウをオーバーパフォームしているので、ダウ銘柄のいかんにかかわらず、VZとTがアンダーパフォームしているということですね。

的確なご指摘ありがとうございます。
Posted by どにゃるど.com at 2017年10月29日 12:50
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