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2017年10月30日

続・バリュー株投資、将来はむくわれるか?

バリュー株投資受難の時代?
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昨日の記事:「バリュー株投資、お前はもう死んでいる!?」にて、バリュー株投資で有名なヘッジファンドのデービッド・アインホーン氏が、バリュー株投資戦略に懸念を抱いていることを書きました。
本日はその続きです。

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アインホーン氏は、
「今の動きの根強さを見ると、バリュー株投資が実行可能な戦略なのかという疑問につながる」
「株式の評価に恐らく本当に新しいパラダイムが出てきたのだろう。
笑われるのは自分たちかもしれない。時がたてば分かる」と指摘しました。

株式リターンのゆがみ
アリゾナ州立大学のヘンドリック・ベッセンバインダー教授の論文によると、「米国株式市場における全ての投資リターンは、パフォーマンス上位4%の銘柄によるもの」だそうです。
すなわち、100銘柄中で上昇が見込まれる4銘柄、S&P500指数で考えれば500銘柄中20銘柄を一切保有していなければ、ポートフォリオのパフォーマンスは株式市場を下回るだけではなく、短期国債をも下回ることになるそうです。

さらには、ETFをはじめとするパッシブ運用隆盛により、企業の業績の良し悪しや株価の割安・割高にかかわらず、主要株価指数に占める時価総額(組み入れ比率)の高い企業の株式に、多額の資金が集中します。

このように株式市場は、割安で優良な企業が、ちゃんと評価された時代から、ほんの一握りの巨大成長企業が、株価の上昇(下落も)をも独占する時代に変わりつつあるとのことです。

バリュー株投資はむくわれるのか?
アインホーン氏は、現在の株式市場では、目覚ましい技術革新をおこしたり、果敢に変化し成長する企業でなければ、単に優良で割安なだけでは評価されない傾向にあることを懸念しています。

ジェレミー・シーゲル氏が「株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす」にて示した、高配当バリュー株投資の過去のリターンは、ひょっとするとパッシブ投資の隆盛と株式評価のパラダイムシフトにより、現在は状況が変わってしまっているのかも知れません。

とはいえ、過去のリターンと現在のリターンの状況が本当に変わってしまっているかは、アインホーン氏がいう通り、時がたたないと分かりません。
自分もそうそう劇的に変わってしまっているとは思っていません。
しかしパッシブ運用の隆盛が、バリュー株投資のリターンにネガティブな方向に、結構影響を与えているのではと思っています。

景気後退局面になれば、また状況も変わってくると思いますけどね。

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(2017/10/30)ダウ平均:23434.19、S&P500種:2581.07、日経平均:22011.67、ドル円:113.562

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posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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