2017年11月24日

税制改革は大丈夫だと信じてるけど、大丈夫?

税制改革案が下院を通過
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議会下院が16日に、税制改革法案を賛成227、反対205の賛成多数で可決しました。
法案の審議は今後、上院に移ります。
さっさと上院も法案を通して、税制改革を実行したとの実績を片手に、来年の中間選挙へといけばいいのですが・・・

そうそう簡単にはいきそうにありません。

上院通過は問題山積
そもそも上院の共和党は100人の定員に対して52人と過半数ギリギリです。
その上、税制改革にオバマケア向けの補助金の廃止も盛り込んでいますからね。

上下両院でのすり合わせがどうなるかですが、難航しそうです。
やはり年内の成立は難しく、なんとか今年度中にという感じですかね。

税制法案が年内に成立しなかったらどうなる?
ムニューシン財務長官は、共和党が税制改革法案を可決できなければ、米国株の上昇相場は崩壊すると言っています。
だから可決してよ、といった意味合いでしょうが、自分もかなりの下落は避けられないと思っていました。

しかし最近は、ちょっと流れが変わってきているのかなと感じています。

プルデンシャル・ファイナンシャルのアナリストは、税制改革法案が成立しなくても上昇相場が崩壊することはなく、金融株など税制の影響を受けやすいセクターからITセクターに投資資金が向かうと予想しています。
「市場には回復力がある。
失望感が広がっても、経済成長が堅調で、ドル高が進行しない限り、別のセクターが物色される」
と述べています。

また別のアナリストは、
「ワシントンの機能不全があまりにも深刻であるため、投資家は税制改革を当てにしていないと思う。
株式市場は自力で上昇している」
ともっと手厳しいです。

クレディ・スイスも、共和党が9月27日に税制改革案を公表した後、課税額が高い企業の株価が上昇したが、すぐにその上げ幅を解消したことから、株式市場が税制改革案にいかに無関心かが分かると言っています。

自分としては、市場が無関心というよりは、年内成立は難しいと見て、年内にこだわらなくなってきている、という見方が正しいように思います。
そして、税制改革に関わらず、今年度は稼ぎ時だと市場は見ているように感じます。

そういう意味では、市場はまだまだ来年には成立すると概ね楽観的なのかも知れません。

それに加えて、現在の株価調整です。
この調整がないまま、年末の税制改革不成立を迎えることが一番怖かったのですが、この株価調整で、年内不成立の場合のショックもかなりやわらぐのではと期待しています。

そして個人的には、直近でいえば「税制改革」よりも「予算案と債務上限引き上げ」問題の方が心配ですね。

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(2017/11/24)ダウ平均:23526.18、S&P500種:2597.08、日経平均:22523.15、ドル円:111.418
posted by どにゃるど.com at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケットニュース
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