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2018年01月08日

脱炭素革命の衝撃!それでも石油メジャーに投資しますか?〜Part.2

激変する世界ビジネス 脱炭素革命の衝撃!
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Part.1からの続きです。
まだの方は、
からお読み下さい。

脱化石燃料、変わるマネーの流れ
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パリ協定では、世界で採掘される石油や石炭に今後、事実上の上限が設けられました。

試算では、現在のペースで化石燃料を使い続けると、あと25年で上限に達してしまうとのこと。
そして、上限を過ぎた化石燃料は掘り出しても使ってはいけない為、全くの無価値となるというのです。

にわかには、信じがたい話です。
しかし、この協定に危機感を持った「デボン・エナジー」などの米国の石油・天然ガス企業やロシアの新興財閥、コーク兄弟をはじめとする一部の投資家がトランプ政権の環境保護規制を骨抜きにしようと動いたことで、パリ協定脱退となったそうです。

ですが、ノルウェー政府年金基金(運用額100兆円)や700にものぼる世界の機関投資家たちは、化石燃料に見切りをつけて、投資先を再生可能エネルギーや脱炭素化を表明した企業に転換しはじめています。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチはインドで太陽光発電システムの新しいファンドを立ち上げました。
JPモルガンは2025年までに22兆円を投資するとし、シティ・グループはもうすでに16兆円を投資しています。

再生可能エネルギーと脱炭素化のマーケットは、予想以上のスピードで拡大し続けていると、各投資会社は発言しています。

一方、米国のほとんどの石油企業の前身であるスタンダード・オイルで財を成したロックフェラー家、そのロックフェラー財団が「化石燃料からの投資の撤退」を表明したことは、とても象徴的です。

動き出す「中国」
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2017年10月の中国共産党大会で習近平国家主席は「エコ文明」を打ち出しました。

・老朽化した石炭火力発電所の稼働停止
・約100基の石炭火力発電所の建設計画中止
・ガソリン車の禁止を視野に入れた電気自動車の普及促進
・太陽光発電と風力発電システムの増設(その成長率世界最大)

中東での世界最大の太陽光発電システム「スワイハン太陽光発電プロジェクト」も始動し、2年後に完成予定です。

超大国中国の脱炭素化への転換で、投資家の動きもますます加速しています。

省エネ先進国を自認する日本だが
省エネ先進国を自認する日本でも、徐々に脱炭素化に取り組む企業が現れています。
中でも、コピー機の「リコー」は日本の環境対策企業のトップランナーだそうです。

そのリコーの執行役員が、日本企業の貢献をアピールしようと「COP23」に乗り込みました。
しかし貢献が認められるどころか、アジアへの高効率火力発電所の輸出など、「未来のない化石燃料」をいまだに推進することに対して、厳しいバッシングを受けることになりました。

クライメート・リーダーシップ・カウンシルの会長は、
「日本が火力発電所に融資していることに失望している。
21世紀に向かおうというのに、20世紀のテクノロジーに戻るのはどういうことなのか。
中国でさえグリーンテクノロジー革命に大きく舵を切ったのに」
と強く批判しました。

50兆円を運用しているイギリスの投資保険会社「アビバ・インベスターズ」は、国内外で20基の火力発電所を運営する日本企業:電源開発社からの投資撤退を決めました。

それはなぜなのか?

近年の気候変動による世界的な自然災害の増加が、保険会社にとって極めて重大なリスクだと認識されているからです。

昨年米国を襲ったハリケーン「ハービー」と「イルマ」でも保険会社は大きな打撃を受けました。
有力な機関投資家である世界中の保険会社が、二酸化炭素排出企業からこぞって投資を引き上げる動きがはじまっています。

富士通の社長も
「やった方がよいというレベルではすでにない。
これをやらなければ企業として生き残れない」
と、遅ればせながら危機感を募らせています。

世界のビジネス界では、すでに「脱炭素化」という流れは決定していて、それに向けてルールが大きく変わろうとしています。

もう少し、Part.3(明日)に続きます。

※ NHKスペシャル「激変する世界ビジネス “脱炭素革命”の衝撃」を見られていない方へ
本記事は、NHKの番組内容の紹介と、それに対する個人的な主観であることを、ご了承願います。

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(2018/01/08)ダウ平均:25295.87、S&P500種:2743.15、日経平均:23,714.53、ドル円:113.050

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posted by どにゃるど.com at 07:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
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