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2018年06月13日

給料伸びないのに大きな借金ってどうですか? それが投資先企業だったら?

ついに「AT&T」の「タイムワーナー」買収が承認されましたね。

ダウ30種は -0.01%、S&P500は +0.17%、ナスダックは +0.57%
どにゃるどポートフォリオは +0.68%

「スクエア」が+3.13% と大きく上昇です。

本日FOMCで追加利上げ確実
現在は利上げ局面で、本日のFOMCで追加利上げが決定確実です。
そして金利の上昇は、当然「借金」に影響を与えます。

米国の家計債務残高は徐々に増加していて、クレジットカード破産が増加しています。
米国破産協会によると、3月の破産件数は前年同月比64%増となっているようです。

借金は何も個人だけの話ではありません。
3月時点の米国企業の債務残高は6兆2000億ドルで、2008年の2兆5000億ドルから2.5倍に増加しています。

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クラウド業界でM&Aが活発
現在、ハイテク業界では「クラウド大手」による「新興クラウド企業」のM&Aが活発です。

「セールスフォース」(CRM)は、3月20日に企業向け応用ソフトウエア開発の「ミュールソフト」を65億ドルで買収すると発表しています。

「アドビシステムズ」(ADBE)は、5月21日にECサイト構築システムの「Magento Commerce」を17億ドルで買収すると発表しています。

それ以外にも「ドロップボックス」、「センドグリッド」、「モンゴDB」などの有望新興企業を、大手企業が虎視眈々と狙っています。

なぜこんなにクラウド企業間でM&Aが活発なのかというと、クラウド市場が急成長していて、魅力的なサービスをもつ企業を買収すれば買収費用に有り余る利益が見込めるからです。

しかもこれらのM&Aの特徴はキャッシュリッチな企業が潤沢な資金で、将来性有望な新興企業を企業価値の低いうちに買収しているという特徴があります。

ディフェンシブセクターのM&Aは
一方、ヘルスケアや生活必需品業界などのM&Aは内容がいささか異なります。

象徴的なのは、「武田薬品工業」のバイオ医薬品メーカー「シャイアー」の買収ですね。
この買収額は、約460億ポンド(約6兆8000億円)で、買収後も借入金と有利子負債で6兆円をこえる借金を抱えることになります。

ビール最大手「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」(BUD)は2016年に「SABミラー」を買収していますが、その際の社債が2019・20年に満期を迎えるなかで借り換えの為に、新たに100億ドル相当の社債を発行しています。

ドラッグストアチェーン「CVSヘルス」(CVS)は、医療保険の「エトナ」(AET)の買収の為に400億ドルを借金しています。

食品大手「ゼネラル・ミルズ」(GIS)は、ペットフード大手の「ブルー・バッファロー・ペット・プロダクツ」買収の為に社債60億ドル相当を発行しています。

買収承認の「AT&T」も、あのソフトバンクをも超える1337億ドル(14兆7000億円)にのぼる借金を抱え、5Gへの莫大な投資を控えています。

今後、社債の新規発行や借り換えには、金利の上昇に伴って費用が膨らんでいき、財務を圧迫することが懸念されます。

さらには成立した税制改革の「利払い費用に対する税額控除制限」により、今まで課税を免除されていた分が免除されなくなることも重しになりそうです。

150億ドルの負債を抱える病院運営大手「テネット・ヘルスケア」は、利払い費の控除制限で2018年の業績見通しの下方修正を迫られると発表しています。

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この金利上昇局面で、多額の借金というリスクを取らざるを得ないディフェンシブセクター企業。
潤沢な資金で、有望な新興企業を安く買収し、将来の競合企業となる目を摘むハイテク企業。

M&Aの状況一つみても、勢いの違いを感じてしまいます。

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(2018/06/13)ダウ平均:25320.73、S&P500種:2786.85、日経平均:22878.35、ドル円:110.362

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posted by どにゃるど.com at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケットニュース
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